超速硬化
ウレタン防水とは

Quick-curing urethane water proof

「高伸長形」と「高強度形」の2 種類のウレタンを複合させているのが特徴で、下地の亀裂に対する抵抗性の高さ、複雑な躯体形状への適用しやすさなどから、ここ数年、採用が増加している防水工法です。スプレー機械を用いた吹き付け施工で、吹き付けた超速硬化ウレタンは、10~30 秒で指触乾燥し、10 分ほどで歩行が可能です。従来のウレタン防水と比べて、2 倍以上の強固の防水層を形成することができ、駐車場やフォークリフトで走行する倉庫など、負荷のかかる床にも対応ができます。

リムスプレーのメカニズム

mechanism

大幅な省力化と飛躍的な
施工効率の改善

イソシアネート(主剤)とポリエーテルポリオールおよび特殊アミンの混合レジン(硬化剤)は、混ぜ合わせると短時間で硬化します。この仕組みを利用し、主剤と硬化剤をスプレーガンの先端で混合して吹付ける、衝突混合方式による施工を実現しました。主剤および硬化剤には溶剤を一切使わず、最適な粘度および混合比率を保てるように、機械で管理しています。 リムスプレーは、このような高度な技術に裏打ちされた、「超速硬化ウレタン吹付けシステム」です。

吹付けイメージ図

リムスプレー吹付けマシーン

リムスプレーの特長

Features

硬化速度が速い

イソシアネート(主剤)とポリエーテルポリオールおよび特殊アミンの混合レジン(硬化剤)は、混ぜ合わせると短時間で硬化します。吹付け後、約10秒で指触可能、約15分で歩行可能、30分程度で所要の物性値が発現します。

工期を大幅にカット

短時間で塗膜の積層ならびに次工程の施工が可能で、工期を大幅に短縮することができます。工事期間中の閉鎖時間を短縮できるので、利用者の負担を軽くできます。

複雑な構造にも塗膜を形成

斜面、垂直面、球面など、どのような複雑な形状に対しても連続的に施工が可能。専用スプレーマシンの採用で複雑な形状の構造物でも継ぎ目が発生せず、シームレスで一定した厚みのウレタン塗膜が形成できます。

超速硬化ウレタンスプレーによる
複合防水工法で下地追従性がアップ

高強度形防水材「リムスプレー」と高伸長形防水材を組み合わせることで、通気緩衝工法に匹敵する下地追従性を実現します。

リムスプレーの施工例

Featur Construction examples

駐車場

特殊屋根(スレート屋根)

共用部の階段床

スポーツ競技場床

リムスプレーの工法一覧

Featur Construction examplees

その他の工法のご紹介

Other construction methods

超速硬化ウレタン防水は、建築防水にとどまらず、土木分野でも活躍しています。

超速硬化ウレタン防水は、コンクリート保護工事、地下防水工事、水槽ライニング工事、トンネル関連工事、橋梁床版をはじめ法面の保護や岩盤ライニング工事、金属の防水工事・防錆など、土木分野にも対応します。

で対応が
可能なその他の工法

超速硬化ウレタン防水システム

クイックスプレー工法

吹付け後約20秒で指触ができ、約3分で硬化する超速硬化ウレタン防水システム。ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆を取得。さらに特定化学物質も無配合の「世界標準の安全」を備えた製品です。

用 途

一般床/庇/屋根・勾配屋根/ベランダ/開放廊下/運動場/競技場スタンド/開放広場

地下構造物シームレス防水

CVスプレー工法(SQS工法)

超速硬化ウレタンの優れた成膜技術と高い防水性で構造物内部への水の浸入を防ぐ地下防水工法として開発。防水膜の耐久試験では、換算年数30年経過後でも十分な強度・伸びを保持し、耐候・耐久性が期待できます。

用 途

地下道路/地下鉄/港湾/空港/開水路などの施設

コンクリートの保護・剥落防止

RT工法

コンクリート構造物にポリウレタン樹脂を吹付け、樹脂膜を形成させるだけでコンクリート表面保護、剥落防止が可能です。繊維シートを必要としないので、複雑な形状に対応でき、工期を最大3分の1に短縮できます。

用 途

トンネルや高架橋などのコンクリート構造物